スプレッドシートを使っていて、こんな経験はありませんか?
✅ 数字が入力されているはずなのに 計算ができない
✅ 文字列の日付データがあって フィルタや並べ替えができない
✅ 他のデータと組み合わせたいのに エラーが出る
このような 「データの形式(文字列・数値・日付)の問題」 を解決するのが、
🔹 VALUE(文字列を数値に変換)
🔹 DATEVALUE(文字列の日付を日付データに変換)
の2つの関数です。
本記事では、業務で使える実例 を交えながら、VALUE関数とDATEVALUE関数の使い方を詳しく解説します!
1. VALUE関数 – 文字列を数値に変換
VALUE関数の使い方
=VALUE(文字列)
📌 使い方の例
=VALUE("1000")
→ 1000
(文字列として入力されていた「1000」を数値データに変換)
ビジネスでの活用シーン
✅ 数値データが文字列として認識されてしまい、計算できないとき
- 売上データをCSVから取り込んだら、「1000」と表示されているが、実際には文字列になっていて計算ができない…
VALUE
関数を使うことで、文字列を数値に変換 し、正しく計算できるようになります!
📌 例:売上データ
商品 | 売上(円) |
---|---|
A | “1000” |
B | “2000” |
C | “1500” |
「1000」などの文字列を数値に変換し、合計を求める
=SUM(VALUE(B2), VALUE(B3), VALUE(B4)) → 4500
または
=SUM(VALUE(B2:B4))
VALUE関数のポイント
- 数値が「文字列」として認識されている場合に変換が必要
- “1,000”(カンマ入り)や”¥1000″(通貨記号付き)はエラーになるので注意
- 日付を数値に変換することも可能(”2024/02/01″ → 45236として出力)
2. DATEVALUE関数 – 文字列の日付を日付データに変換
DATEVALUE関数の使い方
=DATEVALUE(日付の文字列)
📌 使い方の例
=DATEVALUE("2024/02/01")
→ 45236
(スプレッドシートでは、日付は数値として管理 される)
ビジネスでの活用シーン
✅ 文字列の日付を「日付データ」に変換し、並べ替えや計算を可能にする
- CSVやシステムから取得した日付データが “2024/02/01” のように文字列として認識されている 場合、DATEVALUE関数を使うと 「本当の日付データ」に変換 できる!
📌 例:日付データ
名前 | 申し込み日(文字列) |
---|---|
田中 | “2024/02/01” |
山本 | “2024/01/25” |
鈴木 | “2024/02/03” |
日付の差を計算(「田中」→「鈴木」間の日数差を求める)
=DATEVALUE(B3) - DATEVALUE(B2) → 2
(2月3日 – 2月1日 = 2日)
DATEVALUE関数のポイント
- 日付の書式が統一されていない場合に有効(”2024年2月1日” など)
- 文字列の日付を「本当の日付データ」にすることで、並べ替え・フィルタ・計算が可能
- 和暦表記(”令和6年2月1日” など)には対応していないので注意!
📊 VALUE関数 & DATEVALUE関数の比較
関数 | 目的 | 例 | 変換後 |
---|---|---|---|
VALUE | 文字列の数値を数値に変換 | =VALUE("1000") | 1000 (数値) |
DATEVALUE | 文字列の日付を日付データに変換 | =DATEVALUE("2024/02/01") | 45236 (スプレッドシートの日付シリアル値) |
✅ まとめ
- VALUE関数 → 数値の文字列を数値に変換(計算可能にする)
- DATEVALUE関数 → 文字列の日付を日付データに変換(並べ替え・日付計算が可能になる)
📌 データ集計スキルアップのために
- CSVデータやシステムデータをスプレッドシートで活用する際に必須!
- データが文字列として認識されていると、計算や分析ができない → VALUE/DATEVALUEを活用
- 売上管理・応募管理・スケジュール管理など、ビジネスシーンで大活躍!
👉 ぜひ、スプレッドシートで試してみてください! 🚀