スプレッドシートでデータを数える機能、使いこなせていますか?
「特定のデータの件数を知りたい」「条件に合うデータだけ数えたい」という場面で活躍するのが、
✅ COUNT(件数を数える)
✅ COUNTIF(条件付きカウント)
✅ COUNTIFS(複数条件付きカウント)
です。
本記事では、業務で使える実例 を交えながら、それぞれの関数の使い方を詳しく解説します!
1. COUNT関数 – データの件数を数える
COUNT関数の使い方
=COUNT(範囲)
📌 使い方の例
excelコピーする編集する=COUNT(B2:B10)
B2からB10までの 数値が入っているセルの個数 をカウントします。
ビジネスでの活用シーン
✅ 応募件数・販売数のカウント 「今月の応募数はいくつか?」といった基本的なデータの件数を数えるときに使います。
📌 例:応募データ
名前 | 応募日 | 給与(万円) |
---|---|---|
田中 | 2024/02/01 | 25 |
山本 | 2024/02/03 | 30 |
鈴木 | 2024/02/05 | 28 |
高橋 | 2024/02/06 | 26 |
応募件数をカウント
=COUNT(C2:C5) → 4(給与データがあるセルの個数)
ポイント
- 「数値が入っているセル」だけをカウント する!
- 日付データも数値として扱われる
- 文字列はカウントしない
2. COUNTIF関数 – 条件に合うデータだけ数える
COUNTIF関数の使い方
=COUNTIF(範囲, 条件)
📌 使い方の例
=COUNTIF(A2:A10, "東京")
A列に「東京」とある行の個数をカウントします。
ビジネスでの活用シーン
✅ 特定の条件に合うデータの件数をカウント 「東京の応募者は何人?」など、特定の条件を満たすデータだけ数えたいときに便利!
📌 例:応募データ
応募者 | 勤務地 |
---|---|
田中 | 東京 |
山本 | 大阪 |
鈴木 | 東京 |
高橋 | 福岡 |
佐藤 | 東京 |
「東京」の応募件数をカウント
=COUNTIF(B2:B6, "東京") → 3(「東京」があるセルの個数)
ポイント
- 特定の値に一致するデータの件数を数えられる
- 「>=30」のような比較条件もOK
- 日付や数値にも適用可能
📌 例:給与30万円以上の件数
=COUNTIF(C2:C10, ">=30")
3. COUNTIFS関数 – 複数の条件を指定してカウント
COUNTIFS関数の使い方
=COUNTIFS(条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …)
📌 使い方の例
=COUNTIFS(A2:A10, "東京", B2:B10, "正社員")
A列が「東京」かつB列が「正社員」の行をカウントします。
ビジネスでの活用シーン
✅ 複数条件でデータを絞り込んでカウント 「東京勤務 & 正社員の応募者は何人?」など、2つ以上の条件を満たすデータの件数を知りたいときに便利!
📌 例:応募データ
応募者 | 勤務地 | 雇用形態 |
---|---|---|
田中 | 東京 | 正社員 |
山本 | 大阪 | 派遣 |
鈴木 | 東京 | 正社員 |
高橋 | 東京 | 契約社員 |
佐藤 | 東京 | 正社員 |
「東京」かつ「正社員」の応募件数をカウント
=COUNTIFS(B2:B6, "東京", C2:C6, "正社員") → 2(東京かつ正社員の行数)
📌 例:給与30万円以上 & 東京勤務の応募件数
=COUNTIFS(B2:B10, "東京", C2:C10, ">=30")
ポイント
- 複数の条件を組み合わせたカウントが可能!
- 売上・応募・在庫管理など幅広く活用できる!
まとめ
関数 | できること | 例 |
---|---|---|
COUNT | 数値が入力されているセルの数を数える | =COUNT(B2:B10) |
COUNTIF | 1つの条件に合うデータの件数を数える | =COUNTIF(A2:A10, "東京") |
COUNTIFS | 複数の条件を満たすデータの件数を数える | =COUNTIFS(A2:A10, "東京", B2:B10, "正社員") |
📌データ集計スキルアップのために
- COUNT → データの件数を素早く把握する
- COUNTIF → 「特定の条件」を満たすデータを数える
- COUNTIFS → 「複数の条件」を組み合わせて件数を出す
データの分析やレポート作成で、これらの関数を活用すると、
求人データの応募数集計や売上管理などの業務効率が劇的にアップ します!
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